特異ラプチャー報告書 - 後
通称洞窟部隊所属ニケの報告書 - 後
特異ラプチャー報告書 06
奴が「元気を取り戻したかのように」 立ち上がった。 これは私の常識では考えられない。 頭がおかしくなったに違いない。 私はきっと幻覚を見ているのだろう。 遠くに見える指揮官とニケたちも幻覚だ。 私の救助信号が届いたはずなどない。
特異ラプチャー報告書 07
食べる。奴は食べる。 食べている。食べているとしか言いようがない。 なぜ?ラプチャーが食べる? あり得るのか?本当に?
特異ラプチャー報告書 08
奴は笑う。確かに笑っている。 そして変わる。何かが生えてきた。 姿が変化してきた。 あれは… いったい何だ?
特異ラプチャー報告書 09
あ。食べられる。